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三池港公共岸壁を利用するコンテナ船の
入出港(9,000DWT 級以下)及び岸壁利用基準
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入出港・岸壁利用基準(コンテナ船 9,000DWT以下)
三池港の公共岸壁を利用するコンテナ船(9,000DWT 級以下)は、港則法その他関 係法規及び本基準を遵守しなければならない。
1.水先人の乗船
1,000GT 以上の船舶は水先人を乗船させること。
2.曳船の配備
@6,000DWT 以下のコンテナ船
曳船2隻を配備すること。
※バウスラスターを備える船舶は、そのときの風等の外乱影響に対して十分な 推進を有するときに限り、曳船1隻を減じることができる。
A6,000DWT を超え9,000DWT 級コンテナ船まで
曳船2隻を必ず配備すること。
3.余裕水深
航行経路(航路外を含む:図-1 参照)の水深に対して、喫水の13.7%以上の余裕水深を確保すること。また、内港泊地内の水深に対して、喫水の10%以上の余裕水深を確保すること。
なお、9,000DWT 級のコンテナ船は、暫定予定水深9mの整備段階等においては、最新の深浅測量データ等をもとに潮位を加味し余裕水深を確保するものとする。この場合、潮位は三池港閘門等の実測潮位を参考に判断すること。
×
図-1 北防砂堤区間におけるコンテナ船の通航路帯(利用水域)
4.入出港条件
公共岸壁に入出港するコンテナ船は以下の条件で入出港すること。
(1)
風速
船 型
平均風速
6,000DWT 以下のコンテナ船
原則として10m/s
6,000DWT を超え9,000DWT 級コンテナ船まで
8m/s
注)6,000DWT 以下のコンテナ船の風速基準は、甲板上コンテナ2 段積みを条件に算出されたものである。
※風速は、次の風速データを参考にして総合的に判断すること。
・三池港物流且ミ屋屋上の風速計
・三池港北防砂堤灯台の風速計
(
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/07kanku/miike/miikeko_n_groyne_lt/kisyou/index.html
)
×
【参考資料】入出港風速基準とトン数の関係
(2)
潮流
@6,000DWT 以下のコンテナ船
入港:制限なし、出港:制限なし
A6,000DWT を超え9,000DWT 級コンテナ船まで
入港:憩流時、出港:制限なし
※「憩流時」とは、北防砂堤灯台通過時刻をできる限り憩流予報時刻として運航することを意味する。
(3)
視程
視程1,000m以上で入出港すること。
5.着岸時の接岸速度
着岸に当たっては、接岸速度は15cm/s 以下を目安とすること。
6.夜間入出港
原則として夜間の入港は行わないこと。
夜間出港は、9,000DWT 級以下のコンテナ船については出港時の安全を確保するために必要な以下の航行安全対策が実施されていることを条件に可能とする。
(1)
6,000DWT を超えるコンテナ船
@コンテナ船にECDIS 等の航行支援装置が搭載されており、障害物との距離、水路航行時の船体姿勢、偏位量等を操船者が容易に確認できる状態であること。
(2)
9,000DWT 級コンテナ船
@航路標識灯が全て正常に運用されていること。
A航路標識灯全てに、灯体を明示する設備が設置されていること(南側:黄色、北側:白色)
B内港航路入口の南側3本、北側3本の航路標識灯が、照射設備により照射されていること。
×
【航路部】
×
【内港航路入口】
7.前方視界の確保
9,000DWT 級コンテナ船の入出港時におけるデッキ積み付け状態は、昼間時は図-2
夜間出港時は図-3、図-4 に示すものを最大とする。
デッキ積み付け状態は、次のことを考慮したものである。
・船橋中央から両舷側の防砂堤の水際が視認可能な状態にすること。
・前方ブラインドゾーンは「船舶設備規程第115 条の23 の3(船橋からの視界等)」の基準内であること。
×
図-2 9,000DWT 級コンテナ船の最大デッキ積み付け状態(最大3 段〜5 段)と操船視界の確保
(前方ブラインドゾーン210m の場合)
×
図-3 9,000DWT 級コンテナ船の最大デッキ積み付け状態(最大2 段〜5 段)と操船視界の確保
【前方ブラインドゾーンは119m 以下(1L 以下)の場合】
×
図-4 9,000DWT 級コンテナ船の最大デッキ積み付け状態(最大2 段〜4 段)と操船視界の確保
【前方ブラインドゾーンは119m 以下(1L 以下)の場合)】
8.運航調整
(1)
行き会いの防止
航路を航行する船舶は、航路内(防砂堤間に限る)における行会いを下表の基準により防止すること。なお、入出港船舶は、福岡県南筑後県土整備事務所三池港管理出張所または警戒業務に従事している交通艇および曳船から、行き会い防止について協力要請があった場合には、協力すること。
区分
対象船舶の基準
三池港南北防砂堤に囲まれた航路内約1,700m
100GT 以上の船舶に対し、100GT以上の船舶
(2)
船舶動静の連絡
@入出港前日までに行う連絡
原則として、三池港に入出港する船舶は、直接もしくは代理店を経由して、入出港(着岸・離岸)予定時刻を前日14:00までに福岡県南筑後県土整備事務所三池港管理出張所(下記連絡先)へ確実に連絡すること。なお、変更があった場合は、その都度連絡すること。
A入出港当日に行う連絡
原則として、三池港に入出港する船舶は、下表に掲げる要領で入出港に関する情報を福岡県南筑後県土整備事務所三池港管理出張所(下記連絡先)へ連絡するとともに、航路内の他船の動静を確認すること。
連絡区分
連絡時期
連絡内容
入港連絡
入港船舶は三池港北防砂堤
灯台通過予定15 分前
三池港北防砂堤灯台通過予定時刻
出港連絡
出港船は離岸予定15 分前
離岸予定時刻
×
『連絡先』
福岡県南筑後県土整備事務所 三池港管理出張所
住所: 福岡県大牟田市新港町1番地
電話: 0944−54−7248
FAX: 0944−54−7249